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過去の任意売却体験談

住宅ローンの支払い能力を失って

住宅ローンの支払い能力を失って

家族で暮らすための一戸建て住宅を購入して7年、家庭崩壊と共に私も収入が激減し、住宅ローンを払い続けられなくなりました。
幸せな家庭を夢見ていたと言うのに、現実はとても残酷です。

恋愛結婚だと思っていた妻は浮気の果てに家出し、残された私と両親はあっけにとられました。
何も気付けなかったのです。
夫婦の間に子供がいなかったと言うのだけが不幸中の幸いと言いましょうか。

他に好きな人が出来たと書いてある妻の置手紙を見たショックは本当に大きくて、同居していた両親も私へ腫れ物に触るような接し方をするほどでした。
数か月たって大阪市内の消印が付いた封筒で離婚届が郵送されてきた時、署名捺印するのに迷いはありませんでした。
裏切られた、見捨てられたという気持ちでいっぱいで、現実的に何かをする気になれなかったのです。
そんな心理状態では仕事もうまくいくわけがありません。

溜まっていた有給を昇華してしまっても気力は復活せず、仕事はより賃金の安い職場に再就職することになりました。 収入は以前の半分に減り、住宅ローンの支払いが2200万円ほど残っている状態で、予定通りの返済ペースを守る事ももうできない経済状況です。 返済が滞ったローンの債権はあっさり金融機関から債権回収機構に移され、このままでは競売に掛けられるという瀬戸際まで追い詰められました。 そこでようやく、住宅ローンを組んだ時、全く収入のない妻に変わって母親が連帯保証人になってくれた事、私が両親を守らなければならないことを思い出したのです。 そのまま私が腐っていれば、両親がなけなしの老後資金を投げ打つのが目に見えるようでした。 こうなったらもう競売通知が来る前に家を売りに出すしかない。 そう考えて、残債のある住宅をなるべく有利に、それも迅速に売却できる方法を探しました。 任意売却という方法があると教えてくれたのは地元の不動産業者で、その知人が千里コンサルティングオフィスでお世話になったことがあるとのことで、連絡先を教えてもらい千里コンサルティングオフィスでの相談を開始しました。 対応は極めて迅速かつ的確だったと思います。 住宅ローンの債権主との話し合い。私たち家族の引っ越し費用。安い引っ越し先を見つけるアドバイスもいただき、おかげさまで両親と三人で暮らすのに十分な間取りのアパートを安く契約することが出来ました。 住宅ローンの残りが2200万円に対して任意売却では1570万円の契約でしたが、近隣の相場が同等であることと、引っ越し費用を捻出してくれたことから急ぎの取引の割には十分な条件になったのかなと思います。 結局残債は630万円程度残りましたが、返済ペースを収入に合わせて考慮してもらえたので、今は何とか人並みの暮らしをしています。 もちろん生活は苦しいですが、それでも混乱と絶望に飲まれたあの家での暮らしに比べればましです。 千里コンサルティングオフィスの担当者様には本当に助けていただきました。 ありがとうございました。