全国任意売却支援相談室、千里コンサルティングオフィスです。
この記事をご覧いただいている方の中には、「住宅ローンの返済が難しくなってきた…」「滞納が続いている…」といった不安を抱えている方もいるかもしれません。
返済ができなくなった場合、最終的には競売となり、市場価格よりも大幅に安い金額で自宅が売却される可能性があります。
しかし、競売の前に「任意売却」を選択すれば、より有利な条件で自宅を売却できる可能性があるのです。
任意売却は、金融機関と交渉しながら売却を進める方法で、競売よりも高値で売れる、引っ越し費用を確保できるなどのメリットがあります。
本記事では、任意売却の適切な相談先や進め方について詳しく解説。
住宅ローンの悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
なぜ、任意売却を選択肢に入れるべきなのか?
住宅ローンの返済が厳しくなったとき、多くの方が「滞納してしまったらどうなるのか?」と不安を抱えるでしょう。
支払いができない状態が続くと、最終的に競売へと進み、強制的に自宅を手放すことになります。
しかし、競売では市場価格よりも安く売却されることがほとんどで、残ったローンの返済負担が大きくなる可能性が。
そこで検討すべきなのが「任意売却」です。
任意売却とは、金融機関と交渉しながら市場価格に近い金額で物件を売却する方法のこと。
競売と比べて高値で売れる可能性があり、売却後の残債についても交渉できるメリットがあります。
また、引っ越し費用を確保できる場合もあり、生活の再建がしやすくなるのです。
「競売しかない」と思い込む前に、任意売却という選択肢を検討し、早めに専門家へ相談することが重要です。
任意売却を相談するタイミングについて
任意売却の相談は、できるだけ早い段階で行うことが重要ですが、以下のようなタイミングがポイントとなります。
① 住宅ローンの支払いが遅れそうなとき
滞納前であれば時間的にも余裕があるので、任意売却以外の選択肢も含め、じっくり相談・検討することができます。
また、任意売却をする際にも、よりスムーズに、より好条件で売却できる可能性が高くなります。
② ローンの滞納が始まったとき
金融機関からの催促が届き始めた段階でも、まだ任意売却の手続きは可能です。
なるべく早めに専門家に相談することで、競売を回避できる可能性があります。
③ 競売開始通知が届いたとき
この段階でも任意売却ができる可能性はありますが、時間との勝負になります。
競売が進行する前に早急に動かなければいけません。
しかし、「もう遅いかも…」と諦めず、まずは専門家に相談することが大切です。
このように、相談は早ければ早いほど、有利な条件で売却できる可能性が高まります。
だからといって、競売開始通知が届いても諦めず、まずは専門家に相談してみましょう。
任意売却は誰に相談すべき?
任意売却を進める際には、適切な専門家に相談することが重要です。
以下のような専門家が任意売却をサポートできます。
① 不動産会社(任意売却の実績のある業者)
任意売却の実績が豊富な不動産会社は、金融機関との交渉から買主探し、さらには売却後の新居探しまでサポートしてくれます。
② 弁護士
住宅ローンの滞納により裁判所からの通知が届いた場合、弁護士に相談することで、法的手続きを適切に進めることができます。
③ 司法書士
任意売却に伴う契約書の作成や登記手続きなど、法的なサポートを提供します。
④ ファイナンシャルプランナー
売却後の生活設計や、残債の返済計画についてアドバイスを受けることができます。
任意売却をスムーズに進めるためには、これらの専門家と連携しながら進めることが大切です。
信頼できる相談先の選び方
任意売却を成功させるには、信頼できる相談先を選ぶことが不可欠です。
以下のポイントを押さえて選びましょう。
① 実績が豊富な専門家を選ぶ
任意売却には専門的な知識と経験が必要です。
過去の実績を確認し、成功事例が多い業者を選びましょう。
② 金融機関との交渉力があるか
任意売却では、ローンを提供する金融機関と交渉が必要になります。
経験豊富な相談先は、スムーズ且つ好条件での交渉を実現しやすいでしょう。
③ 強引な勧誘や契約を迫らないか
悪質な業者の中には、強引に契約を進めようとするところもあります。
契約を急かすような対応をする業者は避けましょう。
④ 相談費用が明確か
「無料相談」とうたいながら、高額な手数料を請求するケースもあります。
料金体系が明確な業者を選ぶことが重要です。
⑤相談しやすい雰囲気か
任意売却はプライバシーに踏み込んだ内容も話すことになりますし、債務者と相談先との連携が不可欠です。
自分自身が相談しやすい相手かどうか?相性が良さそうか?といったことも、相談先を選ぶ上で重視したいポイントとなります。
以上の点を抑えることで、安心して任意売却を進めることができるでしょう。
口コミを参考にしたり、無料相談を利用したりしながら慎重に相談先を選ぶことが重要です。
相談後の流れ|任意売却のステップを解説
任意売却の相談後は、以下のような流れで進んでいきます。
① 相談・ヒアリング
専門家に現在の状況を説明し、任意売却が可能かどうかの判断を受けます。
信頼できるプロを見つけるためにも、なるべく早めに相談に行きましょう。
② 金融機関(債権者)との交渉
ローンの残債がある場合、金融機関に交渉し、任意売却をすることの許可を得ます。
③ 売却活動の開始
市場価格に近い金額で物件を売り出し、買主を探します。
通常の不動産売却と同様に進められるので、周囲に知られる心配はありません。
④ 売却成立・引き渡し
売却が決まったら、契約を結び、引き渡しを行います。
売却後の残債などについても、債務者に代わってプロが交渉してくれます。
⑤ アフターサポート
売却後の生活設計やローンの返済計画について専門家と相談し、今後の生活を立て直します。
任意売却はスムーズに進めることで、より良い条件で売却できる可能性が高まります。
専門家と連携しながら、最適な方法で進めましょう。
まとめ
住宅ローンの返済が厳しくなった際、競売よりも有利な条件で自宅を売却できる「任意売却」は重要な選択肢です。
競売になる前に金融機関と交渉できるため、残債の調整や引っ越し費用の確保が可能になる場合もあります。
任意売却を成功させるには、なによりも早めの相談が重要です。
不動産会社、弁護士、司法書士などの専門家と連携し、適切な対応を取ることで、スムーズな売却が実現できます。
また、信頼できる相談先を選ぶことも大切です。
実績が豊富で、透明性の高い専門家を選び、安心して手続きを進めましょう。
任意売却を正しく理解し、計画的に行動することで、生活再建の第一歩を踏み出せます。
当社、全国任意売却支援相談室(千里コンサルティングオフィス)は、任意売却のプロであると同時に、住宅ローンをはじめとした返済に関することの専門家でもあります。
住宅ローンの支払いが困難になったら、なるべく早めに、気軽に相談してください。
弁護士や司法書士など様々な専門家パートナーとともに、ローン返済はもちろん、その後の新生活も安心してスタートできるよう、徹底的にお手伝いいたします。
任意売却や住宅ローンについてもっと知りたい方、ご興味を持っていただけた方は、ぜひ当社公式YouTubeチャンネルもご覧くださいませ。
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