最近、コロナ不況の為チャンスと見てか、大手の戸建建売会社や
マンションデベロッパー等が
こぞってお金をかけて、リースバックの広告を打っています。
内容を知人からよく聞いたのですが、、今現在、土地の仕入れで、
建売やマンションデべの会社等が非常に苦戦している背景があるようです。
コロナの為、土地や戸建てを手放す方が逆に減っているのです。
一番の理由は当然今は売り時ではないという心理的理由。
その他、マンション用地として
売りに出ていたような大きな土地を保有している企業も当然、今は売り控えます。
それと、工場などの倒産も、実は今のところ、国からの支援などでコロナ前よりも少なく、
個人の破産もかなり少ない状態です。
その為に目を付けたのがリースバック、資金繰りでお困りの方!老後の生活に不安を抱えている方!
などとあたかも良さげな広告を売っていますが、、、
かなり問題があるよう思えてなりません。。。
まず住宅ローンが残っている方でしたら、残債が元の半分から3分の1以下になっている
でない限りは、ほぼ間違いなく、リースバックにすると、リース代のほうが高くなります。
中には家賃を安く設定をするという条件の代わりに売却額もかなり(相場の半額)とかにされることも多いようです。
中にはさらに家賃を下げるとうまいことを言い、もともと相場の半額くらいの売却額を
さらにその半額位しか払わず、家を出られた時に残りは支払う、などという、
(保証金として預かるという名目)ふざけた契約もあります。。。
後、ローンが残っていない方が資金が必要なので…という方、
絶対にリースバックはしない方が良いと(私は)思います。
老後が年金のみで不安だからこそ、住む家だけは手放してはいけません!!!
家を担保にお金を借りたら、せいぜい利息年利3%くらいで借りれますが、
リース契約は8~10%、物件によってはそれ以上です。受け取れる金額も相場の7割ほどです。
(もしくは先に書いたとおりそれ以下)
あくまで賃貸契約なので利息制限法も何も関係ありませんので、、しかも、
全額返済した後も家賃ですから支払いは続きます・・・。
買い戻しの金額も売った価格の2割り増しくらいです・・・。
弊社でもリースバックは行っておりますが、弊社自体が買いとることは致しません。
多くの提携業者や投資家の中から一番好条件の投資家を選びます。
それでもほとんどのケースで ローンよりも家賃の方が高くなりますが、
住宅ローン以外の債務が多額なために自己破産をされるが、家族のためにどうしても
今の家に住み続けたい方、生活保護を受け取りたい方、
事業用として自宅を使っておられる方、数年後に確実に
買い戻しができる方などに今年に入ってから約20件ほどリースバックを行っています。
(弊社のお客様は全員住宅ローン有りの方です)
この状況、いつまで続くのか・・・。任意売却、リースバックのみを商いに10年続けている身として、見守りたいと思います。
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