前の記事に引き続き、住宅ローン地獄に陥った方の実例をまとめます。
これから住宅ローンを借りようと思われている方は参考になさってください。
前回は『無計画な借り入れ』、『リスクを無視した借り入れ』を紹介しました。
今回も、ポイントを説明しながら2つの実例をご覧いただこうと思います。
妥協せずに理想を追いかけ過ぎる
果たして、本当に大きな家が必要でしょうか?
子どもはいずれ家を出ていきます。
そうなったとき、夫婦二人で住むには、その家は大きすぎるのではないでしょうか?
また、新築でも中古物件を買ってのリフォームでも、希望を盛り込み過ぎるのはよくありません。
キッチンを必要以上に豪華なものにしたり、床や壁の素材にこだわり過ぎたりと、それだけで数万円~数十万円の違いになります。
あくまで予算の中で、欲しいものではなく必要なものを優先させましょう。
住宅ローン地獄の実例③
30代半ばのご夫婦が注文住宅を購入される際、奥様には理想の家の明確なビジョンがあったらしく、それを実現しようとされました。
結果的に当初の予算をオーバーしましたが、住宅ローンを借りられる限界まで借りて何とか理想の家を建てました。
旦那さんは奥様の希望通りにしてあげたいという意向で、横から口を挟むことは控えていたようです。
ご夫婦にはお子さんが二人いたのですが、予想外に三人目ができて教育費がかさみ、十年が経つ頃には家計が破綻してしまうことになりました。
結局、理想の家を売ることになってしまいました。
住宅ローン以外(特に教育費)の支払いを軽視
住宅ローンを組むのは金額が大きいからに他ならないわけですが、それに目を奪われ過ぎる方もいらっしゃいます。
どういうことかというと、住宅ローンばかりに気を取られて他の支払いを軽視してしまうということです。
特に多いのが、『教育費』です。
子どもは可愛いものです。
だからこそ、子どもに教育費をかけるわけですが、過剰になるケースが案外多いようです。
『周りの人が子どもを私立に行かせるから自分たちも』と考え、更に『私立校でできたママ友と生活レベルを合わせなければ』と思い始めると、一気に家計が苦しくなります。
そこまでくると、子どものためではなく、自分のためとなってくるからです。
これも、前回紹介した『無計画な借り入れ』の1つと言えるかもしれません。
教育費だけでなく、他にも月々にかかる固定費やそれに準ずるものがある場合は要注意です。
必要なものであることには間違いないのですが、中身を精査する必要があるものも。
たとえば、過剰な生命保険の掛け金や高級外車をローンで買うなどです。
身の丈にあったという言い方は酷ですが、昔よく親に言われた『よそはよそ、うちはうち』という考え方も大事なことかと思われます。
住宅ローン地獄の実例④
大企業に勤め、年収が950万円ほどある40代男性。
妻と子どもが二人いて、子どもは妻の意向で二人とも私立学校に通わせています。
この家庭が破綻したとき、驚くことに貯金が100万円もなかったそうです。
日本人の平均年収の倍ほど稼ぐようになって生活のレベルが上がったものの、税金を納めるとさほど大きな差はなくなります。
しかし、銀行は年収を見て住宅ローンを貸してくれますから、それを目いっぱい借りてしまいます。
そして、大きな家に見合う高級車を買い、妻はママ友との交際費が増え、日々の生活で足りなくなった生活費はカードローンに頼ります。
ボーナスがそれなりに出ていたときはボーナスで一括払いをしていたのですが、会社からボーナスをカットされると、そこで破綻してしまいます。
最終的に、家を売って引っ越し、子どもは私立学校から公立学校に転校するということになったそうです。
まとめ:住宅ローン地獄で後悔!実録ブログまとめ②
住宅ローンは借りられるだけ借りておくべきと言う意見もあることにはあります。
しかし、あくまでそれは返せる範囲内で、ということです。
将来的な見通しを甘く考え過ぎると、必ずどこかで綻びが出ます。
リスクを十分に勘案した上で、住宅ローンの借入額を検討するようにしましょう。
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