住宅ローンを借りるときに立てた返済計画通りに進めば、毎月の支払りは滞りなく進み、徐々にローン残高は減っていきます。
しかし、人によっては必ずしも当初の計画通りに進まないことがあります。
このブログでも散々、申し上げてきましたが、たとえば『急にリストラされた』『病気や怪我で長期入院することになった』などです。
そうなると、住宅ローンの支払いは重くのしかかってくることになるので、それをなくす方法がまず頭に浮かびます。
そう、家の売却です。
しかし、その前にやることがあります。
まずは家計を一通り見直す
まずは現在の家計を一通り見直してみましょう。
固定費の削減
固定費の削減が、まず最も手をつけやすいところです。
今ですと、よく挙げられるのが、格安スマホへの乗り換えです。
いわゆる三大キャリアメーカーである、DoCoMO、au、Softbank以外の会社と契約すると通信費を抑えることができます。
たとえば、楽天モバイルやY!mobileですね。
お金のかかる趣味をやめる
また、お金のかかる趣味をやめることも有効です。
趣味は生活に潤いを与えてくれる大切なものですが、今は家族にとっての優先順位を考えましょう。
長期的なライフプランを数字で出してみると、今後の住宅ローンの返済について具体的に把握できます。
早めに将来の状況をチェックすれば、今のうちから準備を始めることが可能です。
金融機関と相談
家計を見直した上で、まだ住宅ローンを払うのにお金が不足している場合は金融機関に相談しましょう。
住宅ローンを借りている金融機関に相談
毎月の収入が安定している場合は、現在住宅ローンを借りている金融機関に相談してください。
金融機関としても滞納されては困るので、一時的な支払いの調整などによって対応してくれます。
余裕があるうちに相談してくれた方がお金を貸している側としても助かるから、相談の予約をして担当者と話し合いましょう。
将来的にローンを支払えなくなりそうなら
将来的にローン払えない状況に陥りそうな場合は、借り換えによる毎月の返済の減額を狙う方法もあります。
低金利の住宅ローンに乗り換えることで、最初に借りた時より金利が下がっているのなら検討するだけの価値がある手段です。
住宅ローンの借り換えは長期的に効果を発揮するから、早めにシミュレーションをするのがポイントになります。
【参考記事】
⇒ 住宅ローンの月々の支払い額を減額したい!交渉のポイントは?
家族を養っている人間が病気などの理由で働けなくなった場合は、住宅ローンの団体信用生命保険によってカバーしてもらえる可能性があります。
適用される要件に該当するのならば、速やかに必要な手続きを行いましょう。
忙しい状況でも住宅ローンの契約内容を確認して、便利なサービスをきちんと利用することが大事です。
家を売却するなら
根本的にローン払えない状況では、借り換えではなく家の売却という方向で解決するしかありません。
その場合も早めに専門家へ相談してください。
住宅ローンの滞納が一定期間過ぎると、不動産自体が差し押えに遭い、競売するより他なくなります。
その前に、任意売却専門の不動産屋に相談しておくと、多くのメリットがあります。
下記の記事を参考にしてみてください。
【参考記事】
⇒ 住宅ローンが払えない!競売しか方法はないの?
この記事の監修者情報
- 監修者
- 斎藤 善徳(さいとう よしのり)
- 不動産業界歴
- 約20年
- 担当した任意売却数
- 200件以上
- 保持資格
- 宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
- 著書
- 運営会社:
- 千里コンサルティング株式会社
- 本社オフィス:
- 〒534-0021 大阪市都島区都島本通4-22-4 2階
- 電話番号:
- 06-6180-9111 FAX:06-6180-9177
- フリーダイヤル:
- 0120-15-2020
住宅ローンの最新記事
-
2024/11/13
住宅ローンが払えないときにまず取るべき行動と相談先の選び方とは?解決法や注意点について解説します
全国任意売却支援相談室、千里コンサルティングオフィスです。 住宅ローンの支払いが難しくなることは、誰にでも起こり得る問題です。 離
-
2024/11/6
任意売却の相談先はどうやって選べばいい?大阪で安心して任意売却を成功させる方法と流れ
全国任意売却支援相談室、千里コンサルティングオフィスです。 住宅ローンの返済が厳しくなった際、解決策の一つとして「任意売却」があります。
-
2024/10/30
住宅ローンを滞納するとどうなる?原因とリスク、対策や解決法について徹底解説します!
全国任意売却支援相談室、千里コンサルティングオフィスです。 住宅ローンの返済が厳しくなってしまう理由は、離婚や失職、病気や事故による収入