結論から言うと、任意売却は住宅ローンの支払いの延滞なしでも相談自体はできます。
ですが、実際に任意売却の手続きに入るには支払いの延滞が必要になってきます。
任意売却の相談はなるべく早いほうがいいと言われています。
いざとなったときに慌てて相談しようとして、よろしくない業者に引っかかる場合もありますので気をつけてください。
まだローンを延滞していなくても、将来返済できなくなる可能性があると感じたらすぐに相談をしておいたほうがいいでしょう。
以下、支払いの延滞が必要になる理由を説明します。
銀行は原則として抵当権を解除しないが…
当然ながら住宅ローンは最終的に返済しなければいけません。
そうするために、まず自宅を売却して返済に充てる必要があります。
その前に、銀行から特別に自宅の抵当権を解除してもらわなければいけません。
しかし、ここで一つ問題が生じます。
抵当権を外してしまうと、銀行側が強制的に土地や建物を売却することができなくなります。
ですので、基本的に銀行が抵当権を解除するということはあり得ません。
とはいえ、競売になると市場価格よりかなり低い金額でしか売却できないので、銀行としてもちゃんとした業者が入って任意売却するということになれば抵当権を特別に解除してくれる可能性が高くなります。
住宅ローンを払い続けることが銀行にとっての最優先事項
上記は、住宅ローンを払い続けることができなくなった場合の特別措置です。
銀行としては、基本的に住宅ローンの返済を続けてもらうことができるのであれば、それが最も良いことです。
そのため、なかなか抵当権を解除することには応じてくれません。
やはり、住宅ローン支払いの延滞が重なってからしか対応してくれないのが普通です。
相談の段階では延滞していなくてもいいが…
ですので、専門業者に相談する段階ではローンを延滞している必要がなくても、最終的には住宅ローンを3ヶ月以上延滞しなければいけなくなります。
しかし、ここで考えていただきたいのが、住宅ローンを延滞すると、いわゆるブラックリストに載ることになるということです。
これは大きなデメリットです。
五年間はクレジットカードを作れませんし、ローンを組むことができません。
ですので、住宅ローンの支払いがどの程度までできるのかも含めて、専門業者に早めに相談する方がよいでしょう。
一人でああでもない、こうでもないと考えるより専門家に相談すれば光明が見えることがあるかもしれません。
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