全国任意売却支援相談室、千里コンサルティングオフィスです。

「競売」と聞くと、怖い、不安だ、と感じる方も多いでしょう。

しかし、実際に競売がどのようなものか、具体的にご存じでしょうか？

競売とは、ローンの支払いができなくなった物件を裁判所が強制的に売却する手続きです。

競売にかかると、市場価格より安く売られてしまうだけでなく、強制退去や信用情報への影響など、さまざまなデメリットがあります。

ただし、競売は事前に適切な対応を取れば回避できるケースもあるのです。

特に「任意売却」という方法を活用すれば、競売を避けながらより有利な条件で家を売却できる可能性も。

この記事では、競売の流れやリスク、競売を避けるためにできることについて詳しく解説します。

住宅ローンの支払いに不安を感じたら、早めの対策が大切です。

ぜひ最後までご覧ください。

競売は本当に怖いもの？競売になるとどうなる？

「競売」と聞くと、「家を強制的に取り上げられる」「安く売られてしまう」といった不安を抱く方も多いでしょう。

実際に競売が進むと、裁判所の手続きによって物件が売却され、強制的に退去しなければなりません。

競売は、住宅ローンなどの支払いが長期間滞ることで、債権者（主に金融機関）が債権回収のために裁判所へ申し立てを行い、物件を強制的に売却する手続きです。

一般の不動産市場と異なり、市場価格よりも低い金額で落札されるケースがほとんど。

さらに、競売にかかった事実は官報に掲載されるため、周囲に知られる可能性もあります。

競売を避けるには早めの対応が重要です。

ただし、滞納が続いたとしても、すぐに競売になるわけではありません。

適切な対策を取ることで回避する方法もあるのです。

その一つが「任意売却」。

競売との違いやメリットについても、この後詳しく解説していきます。

どんな状況で競売になってしまうのか？

まずは、どのような流れで競売となってしまうのかを見てみましょう。

競売に至るまでには、いくつかのステップがあります。

まず、住宅ローンの支払いが滞ると、金融機関から督促状や催告書が届きます。

この段階では、まだ任意の支払いが可能ですが、さらに滞納が続くと「期限の利益の喪失」となり、一括返済を求められることになるのです。

それでも支払いができない場合、金融機関は保証会社に代位弁済を依頼し、借主の代わりにローンの残債を支払います。

この時点で、住宅ローンの返済先が金融機関から保証会社に移行。

保証会社は回収のため、裁判所に「競売開始決定」を申し立て、競売手続きが始まるのです。

この流れは数ヶ月～1年以上かかることもありますが、一度競売が始まると止めるのは困難になります。

競売回避のためには、早めに専門家へ相談し、対策を講じることが重要です。

競売になったら具体的にどんなデメリットがあるのか？

競売には、多くのデメリットがあります。

まず、最も大きなポイントとしては、市場価格よりも大幅に安い価格で落札される可能性が高い点。

通常の不動産取引と異なり、内覧もできず、買い手のリスクが高いため、相場の6～7割程度の価格で落札されることが一般的です。

そのため、競売後も、売却価格がローン残債を下回る可能性が高く、そうなると、残りの借金を返済し続けなければなりません。

また、競売が開始されると、その情報は官報やインターネットの競売サイトに掲載されます。

住所や物件の詳細が公開されるため、周囲に知られる可能性が高いのです。

さらに、競売が成立すると、裁判所の手続きにより強制退去を求められ、退去費用の負担が発生することもあります。

これらのリスクを避けるためにも、競売に至る前にできる限りの対策を取ることが重要です。

競売を避けるためにまずやるべきこととは？

競売を避けるためには、まず現状を正しく把握し、適切な対応を取ることが重要です。

住宅ローンの支払いが厳しくなったら、まずは金融機関に相談し、返済条件の変更（リスケジュール）を依頼できるか確認しましょう。

一定期間の返済額を減額したり、返済期間を延長したりすることで、負担を軽減できる可能性があります。

すでに督促状が届いている場合や、金融機関との交渉が難しい場合は、不動産の売却を検討するのも一つの方法です。

特に「任意売却」は、競売を回避しつつ、より良い条件で物件を売却できる可能性があるため、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

競売は突然起こるものではなく、事前に対策を講じることで回避できるケースも少なくありません。

放置せずに、できるだけ早く対応を始めることが何よりも大切です。

競売回避の方法の一つ「任意売却」とは？

任意売却とは、住宅ローンの残債がある状態でも、金融機関の合意を得て市場で売却する方法です。

競売とは異なり、一般の不動産市場で売却できるため、市場価格に近い金額で売却できる可能性が高くなります。

また、売却の際には専門の業者が交渉を行い、引っ越し費用の捻出や、ローン残債の返済方法についても調整が可能。

さらに、競売のように官報に掲載されることがないため、周囲に知られることなく売却手続きを進められる点も大きなメリットです。

任意売却を行うには、金融機関との調整が必要になるため、経験豊富な専門家に相談することが重要。

競売よりも有利な条件で家を手放し、新たな生活をスムーズにスタートするためにも、早めの決断が大切です。

まとめ

住宅ローンの滞納が続くと、最終的には競売へと進んでしまいます。

競売は、市場価格よりも安く売却される、強制退去を迫られる、信用情報に傷がつくなど、多くのデメリットが。

しかし一方で、早めに対策を取れば回避できる可能性もあります。

金融機関に相談し、返済条件の変更を検討したり、競売回避の手段として「任意売却」を検討したりと、早めに手を打てば、選択肢は広がります。

尚、任意売却なら、市場価格に近い価格で売却でき、引っ越し費用の確保や残債の交渉もできる可能性が。

競売に不安を感じたら、一人で悩まずに早めに専門家へ相談することをおすすめします。

迅速に、適切な対応を取ることで、より良い解決策が見つかるでしょう。

当社、全国任意売却支援相談室（千里コンサルティングオフィス）は、任意売却のプロであると同時に、住宅ローンをはじめとした返済に関することの専門家でもあります。

離婚したら家はどうするのか？ペアローンはどうするべき？

そんな疑問を持ったら、トラブルになる前に早めに、気軽に相談してください。

任意売却だけでなく、様々な選択肢を提示した上で最適な方法を探り、離婚後やローン返済後の新生活も安心してスタートできるよう、徹底的にお手伝いいたします。

任意売却や住宅ローンについてもっと知りたい方、ご興味を持っていただけた方は、ぜひ当社公式YouTubeチャンネルもご覧くださいませ。